髪の色を明るくしたいというオーダーをよくいただきます。
髪の色を明るくする方法は、いくつかあります。
トーンアップカラー・・・根元から毛先まで同じ薬剤で今より明るく染める。ベーシックなカラー技術。
グラデーションカラー・・・根元と毛先で別の薬剤を使用し染める技術。2〜3色で塗り分ける。根元から毛先にかけて徐々に明るくなっていく。
そして最近オススメしているのがハイライトカラーです。
目次
ハイライトカラーとは?
ハイライトカラーとは、ベースの髪より部分的に明るいカラーに染めることで、立体感や髪の流れが見えやすくするカラー技術のことをいいます。
カラーを塗布する際に毛束(チップ)で分けとり、ホイルで包んでベースのカラーと混ざらないようにするため、ホイルカラーとも呼ばれています。
また、暗いカラー剤を使用して染めることを「ローライトカラー」と言います。
ハイライトカラーの入れ方
コームの先端で毛束(チップ)を拾い上げアルミの上に乗せる。
カラー剤をハケにとりわけ、チップに分けとった部分に塗布して包む。
何枚もホイルが重なっていくのが特徴。
長さによってホイルを入れる枚数は変わります
髪の長さによってヘアスタイルの動きは違います。
長さが短ければ動きは出やすいので、ホイルの枚数は少なくて平気です。
逆に長くなればその分動きは見えにくくなり、ホイルの枚数は増えます。
長さ別での枚数は次のとおりです。
ショートスタイル・・・10枚
ホイルを入れる枚数によって料金も変わります
10枚3000円
30枚5000円
60枚10000円
(すべて税別価格)
ハイライトカラーのメリット
●髪が立体的に見えるので、ボリュームアップして見える
●重かったヘアが軽やかに見えてまるで外国人のよう
●明るい髪が出てくるので、表情も明るい印象に
●全体を明るくするわけではないので、髪への負担が少ない
●カラーが筋状に入るので、浮いた白髪が馴染みすくなる
仕上がり
ナチュラルなハイライトカラーなのでオフィスでも浮いたりしません。
また一度入れてしまえば、4〜5ヶ月はハイライトを入れる必要もないのです。
またハイライト効果で空気感が加わり、上品な印象になります。
ビフォア・アフター
ハイライト以外のベースの色は、アッシュ系カラーにラベンダーパープルを混ぜて柔らかい中にもツヤをプラスしました。
白髪もカバーできるハイライトカラー
すぐに気になる根元の白髪。根元だけ染めるリタッチカラーをしていると、髪の中間部分から白髪が浮いて見えてきたりしませんか?
ハイライトカラーはそれを逆に利用するのです!
筋状のカラーをプラスすることで、毛束が白髪なのかハイライトカラーなのか分からなくしてくれる効果があるんです☆
カラーの方法も色々ありますので素敵なカラーライフを送ってください^_^
関田 大輔(せきた だいすけ)
恵比寿 ビリード エビス 代表
表参道 ディフィーノを経て2018年に独立。
カットに定評があり、柔らかな毛流れとまとまりのあるスタイルを作る。自宅でもカンタンにセットのできる再現性のある髪型になると評判。
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